第1回まちなか部会を開催しました!

9月6日(火)に、まちなかで活動されている方や行政区長さんをお招きして、行政と協働で第1回まちなか部会を開催しました!

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▲議論の様子

小高復興デザインセンターでは、「行政区」、「まちなか」、「生業」、「つながり」、「災害リスク」の5つのテーマごとに協働の場をつくり、復興を進めていきます。私たちはその協働の場を「部会」と呼んでいます。(詳細は、「5つの部会(http://td.t.u-tokyo.ac.jp/odaka/?page_id=30)」をご覧ください)

まちなか部会では、まちなかに関わる方々と協働して、暮らしの場としてのまちなかのあり方を考え、実践していきます。

第1回目は、まちなか部会の趣旨をご説明した後に、「空き地空き家の活用」、「歴史的建造物の保全・活用」についての意見交換と、「復興拠点施設の現況」、「妙見公園と歩道の改修方針」についての報告・質疑を行いました。

1.空き地空き家の活用

震災前に比べると人口減少が懸念される小高では、多くの土地や家が使われなくなることが予想されます。それらの空き地や空き家とどう向き合うか、どう活用していくかについて話し合いました。

初めに、行政の担当から「空き家・空き地バンク」について説明し、小高復興デザインセンターから、佐賀市の「わいわいコンテナ」プロジェクト、柏市の「カシニワ」制度を空地活用の事例としてご紹介しました。

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▲デザインセンターより事例紹介

その後の意見交換会では、「土地の持ち主がわからない」、「小高では土地を手放したがらない人が多い」などの問題点のほか、「新築住宅の前にできる駐車スペースの一部を花壇などに使ってもらってはどうか」などのアイデアが出ました。

2.歴史的建造物の保全・活用

「歴史の町」小高には、皆に親しまれ、風景として受け継がれてきた建物があります。

これらをできる限り残して活用し、次世代に受け継いでいくための方策を話し合いました。

行政の担当からは、「歴史的建造物の分布調査を踏まえて、絹業会館や蔵などの活用を検討している。他の歴史的建造物についても所有者さんの頑張りをサポートする形で残す手助けをしていきたい。」との説明がありました。

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▲行政の担当から歴史的建造物に関する説明

その後の意見交換会では、「生活上の喫緊の課題が先行してしまい、なかなか歴史的建造物に意識が向かないのが現状」、「残していきたいが、所有者さんの立場での困難を考慮する必要がある」といった指摘や、「保全・活用のための基金の設立」、「そもそも知らない人が多いので、価値を伝えるイベントを仕掛ける」、「外部の人の事務所等に活用してもらう」などの意見が出ました。

3.復興拠点施設の現況

連続ワークショップ以後の進捗状況について、行政の担当から「平成30年の夏の完成に向けて、基本設計まで完成し、指定管理者制度に基づいた運営を検討している」という説明がありました。

4.妙見公園と歩道の改修方針

妙見公園では、木製床材の老朽化のため、区が改修中です。素敵な街角を印象づける公園を目指して、住民の方にご意見を伺いながら、区とデザインセンターで協議を重ねています。

設計の方針として、①かつて参道だった歴史を活かす ②駅前通りから人が流れる動線の役割を加える という2つを考えています。今後も、実施設計に向けて更なる協議を重ねていきます。

また、歩道の舗装も改修中で、色彩や素材の検討段階とのことです。

5.今後の方針について

第1回目の部会を受けて、運営方法についてもご意見をいただきました。

「議題が多すぎるため、数を絞って深く議論したい」といった議論の方針や、「参加をより広く呼びかけるべき」といった参加メンバーに関してのご意見をいただきました。

また、開会時にご意見いただいたように、こちら側の事前準備とご説明が不十分であり、参加者の皆様にはご迷惑をおかけしました。次回以降、頂いたご意見を元に、部会の運営を改善していきます。

今後とも、まちなか部会をよろしくお願いいたします。