研究紹介-まちなか

 

福島県南相馬市小高区は、「まちなか」と「集落部」に分けることができる。まちなかは、JR小高駅や小高区役所、金融機関等が立地しており、2006年の自治体合併前の、旧小高町の中心市街地である。
 「まちなか」では避難指示解除と前後して、生活サービス業等の再開と住民の再定住がなされたが、一方で未帰還者・非帰還者の家屋の多くは公費解体され、空き家・空地が多く点在している。
 センターでは、被災後の生活空間の変容を継続的に調査している。利用可能な空き地や空地を「空きストック」と名付け、その活用の可能性を調査した。まちなかには、交流空間が多数生まれており、それらが特にまちなかに移住した方へ果たした役割を明らかにした。また、第2次、第3次産業の再開の経緯を調査し明らかにした。
 また、実践的な活動として、2015年にまちなかの将来像を小高区地域協議会が市に提案した「まちなかプラン」の作成に、東京大学地域デザイン研究室として協力した。また空地の活用の一つの方法として、「まちなか菜園事業」を提案し、南相馬市の協力を受けて○年から実施しており、その実態や課題を明らかにしている。

  1. 益邑明伸, 窪田亜矢, 李美沙, 太田慈乃,川田さくら, 黒本剛史(2016)避難指示解除準備区域内の市街地再生のための空間整備・管理ガイドライン策定の取り組み 南相馬市小高区における地域構想策定に向けてその1, 建築学会梗概

  keywords: 市街地再生 復興デザイン 住民参加 エリアマネジメント

  1. 李美沙, & 窪田亜矢. (2016). 原発複合被災地における事業所再開に関する研究 避難指示解除準備区域に指定された南相馬市小高区の第 2 次・第 3 次産業を対象として. 都市計画論文集, 51(3), 1054-1061.

  keywords: 避難指示解除準備区域 事業再開 生業 避難

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  1. 窪田亜矢, 李美沙, 萩原拓也, 益邑明伸, 北原麻理奈, 新妻直人, 水上俊太, 井本佐保里, 鈴木亮平(2018)「まちなかにおける空き地の菜園化に関する実践と考察 避難指示解除を迎えた原発被災地域・南相馬市小高区の実態把握と復興に向けた取り組み〜その2」 日本建築学会大会学術講演梗概集(都市計画)所収

  keywords: まちなか 空き地 菜園 避難指示解除 コミュニティ

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  1. 黒本剛史,川田さくら,太田慈之,益邑明伸,窪田亜矢(2018)「原発被災地域の大量空きストックの利活用に向けた実践的研究-人口激減と居住概念の変化に対応する新マネジメント方法の構築」, 住総研 研究論文集・実践研究報告集, No.44, pp.223-232

  keywords: 空きストック利活用 マネジメント

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  1. 奥澤理恵子, 窪田亜矢, 萩原拓也,李美沙, 北原麻里奈, 新妻直人, 鈴木亮平(2019)「まちなか菜園事業の取り組みと空地利活用への発展 原発被災地域における小高復興デザインセンターの取り組み〜その2」日本建築学会大会学術講演梗概集(都市計画)所収

  keywords: 小高復興デザインセンター 菜園 空地活用 まちなか なちなか菜園事業

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  1. 窪田亜矢, 應武遥香, 森崎慎也, 由利泰蔵, 奥澤理恵子, 李美沙, 鈴木亮平, 萩原拓也, 益邑明伸(2020)「原発事故被災と取り組みの特徴 避難指示解除を経た福島県南相馬市小高区の実態:その 1」建築学会梗概

  keywords: 避難指示解除 行政区 空き地 まちなか

  1. 應武遥香, 森崎慎也, 由利泰蔵, 奥澤理恵子, 窪田亜矢, 李美沙, 鈴木亮平, 萩原拓也, 益邑明伸(2020)「まちなかにおける空き地活用手法としてのコミュニティガーデンの有用性とその実装に必要なノウハウ・ライフスタイル 避難指示解除を経た福島県南相馬市小高区の実態:その 2」建築学会梗概

  keywords: コミュニティガーデン ライフスタイル 空き地 まちなか

  1. 奥澤理恵子(2020)「原発被災を経たまちなかにおける移住と場にかんする研究 -被災から8年の福島県南相馬市小高区を対象に」東京大学大学院学位論文(修士)

  keywords: 移住 まちなか 交流空間

  1. 奥澤理恵子,窪田亜矢(2020)原発被災を経たまちなかにおける交流空間の果たした役割 -被災から8年の福島県南相馬市小高区を対象に,日本都市計画学会、都市計画論文集、55-3、872-879

  keywords: 原発被災地域 まちなか 交流空間

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